定年おやじのセカンドライフ

生きている実感はありますか?

喪中はがき

年賀状を書くため住所録を整理していて寂しさが募った。 お世話になった人、叔母、幼なじみなどの喪中はがきがたくさん届いたからだ。 なかでも幼なじみのU君の訃報はショックだった。信じらせず文面を何度も見直した。享年68歳。 昨年11月の同窓会ではす…

2014年 下関海響マラソン

11月2日(日) 加齢による体力の衰えとの戦いだった。 小雨のちらつくあいにくの天候だったが、スタートラインに立てた喜びを今回ほど感じたことはない。 コースの前半は穏やかな気象。後半に入ると一転、小雨まじりの強風が海から吹きつける自然との厳し…

2014年下関海響マラソン

今年で7回目を迎える11月2日の下関海響マラソンにエントリーをしている。 定年間際の6年前、本大会の創設を機にマラソンを始めた。初回から昨年まで毎年参加し、途中棄権は一度もない。 その達成感に魅かれ東京マラソンも完走できた。 今回は直前まで迷…

8月某日・晴れ

孫達と5月に植えたスイカを一緒に収穫。3個。 収穫の時期は難しいが、今日はグッドタイミングで味がすこぶる良し。 お盆の入りの墓参り。孫二人と愛犬を連れて歩いて行った 。 我が家の墓は実家からほど近い共同墓地の一角にある。 その道すがら、Aちゃん…

ツバメから孫達へ

今年はツバメが数度家のなかに入ってきたものの居つかなかった。古い巣が落ちてしまったからか? 最初の飛来は、小雨の4月14日。昨年ツバメ達がよく羽を休めていた家のひさしに二羽が止まっていたのだ。まるで「帰ってきたよ」と挨拶に来たかのように。 …

母の介護

就職して以来誕生日には必ず、母からの手紙が届いた。先日机を整理していてその数通を見つけ、しばらく感慨にふけった。 「健康が一番です。体に気をつけて頑張ってください」。この平凡な文章に母の愛情を痛いほど感じたからだ。職場で読むと母の気持ちが素…

辛い別れ

実家の庭に咲いた紅梅の一枝を介護施設にいる母に持参した。母が元気だった頃植えたものだ。「きれい」という言葉がでた。匂いもかがせた。もう帰ることがかなわない、我が家の香りだ。 1月下旬、悲しい別れがあった。突然だった。母の妹が逝去。母より7歳…

67歳が過ごした2013年

2013年の手帳が黒や赤の文字で埋まっている。毎日を懸命に生きた証だ。 風邪ひとつひかず健康で過ごせたことに感謝。いつも愛犬ランがそばで見守ってくれた。 母が越年できることが嬉しい。完全介護が必要だが、まだミキサー食が食べられる。 天井にわず…

2013年下関海響マラソン

11月3日、雨中の42.195キロをなんとか完走。小生にとつてフルマラソンは健康診断でもある。元気に生きれる自信がわいた。 練習不足、直前の膝の痛みなど、今までにない不安を抱えてのスタート。案の定、27キロ付近で右足つけねがけいれん、走れなく…

ツバメの子育て始末記

あの時の光景が今もフラッシュバックし、やりきれない気持ちに襲われる。 7月14日、日曜日の午後、にわかに天候が急変。激しい雨と雷でテレビの音声もかき消された。 飲み物をとりに台所に行った。ツバメの鳴き声が騒がしい。最初は気にもとめなかったが…

ツバメの巣立ち~こんなに大きくなりました!

ツバメが巣立った。万歳! 昼間はほとん姿を見なかったが、日が暮れると次々に帰巣。 驚いたのは、その数だ。10羽もいたのだ。子育て中、1羽のヒナが床に落ちて命を落としたので、ヒナは9羽いたことになる。あんな小さな巣の中によく入れたものだ。 みん…

二つのサプライズ

■ツバメのヒナ てっきり3羽と思っていたが、5羽いることがわかった。 ヒナの数としては、「少ないな」と思ってはいたが・・。 親がエサを運んで来た時だけ「チイチイ」と鳴きながら精いっぱい大きく口を開けている。 その時以外は声も出さず、実におとなし…

ツバメのひなが誕生

今朝、ヒナが卵からかえっていることを発見! 黄色が目立つ口を大きく開けて、親鳥から餌をもらっていた。 かわいい!感動の一瞬だった。 昨夜まではわからなかった。鳴き声もなし。 巣の中にすっぽり隠れていたようだ。 二羽かと思ったが、午後になり三羽い…

ツバメの飛来

思わず、「お帰り」と叫んでいた。 4月中旬、二羽のツバメが実家の開け放した窓から屋内に入ってきたからだ。 小さな体で南の国から大海を渡って来たことを思い、胸にジーンときた。 実家にツバメが巣を作ったのは、2年前の5月。ヒナの誕生を楽しみにして…

2012年振り返り

母の介護中心の生活だったが、充実した1年だった。 テニス・マラソン・農作業・大学での学生サポート・国家試験への再挑戦、これらを通じた若者や友人達との交流・・・。 病院で寝たきりの母の症状に一喜一憂する日々でもあった。食事の介助や車いすでの散…

下関海響マラソン2012年

11月4日、今年も下関海響マラソンにチームYの仲間と参加し、なんとか完走した。 32キロまでは計算通りの走りができただけに、いささか悔いが残るレースだった。 レース前に立てた目標は3つ。 ①ゴールインすること(○) ②歩かないこと(× 32キロから…

母の誕生日

秋晴れの10月9日、母が91歳の誕生日を迎えた。奇しくもその日、「山中教授ノーベル賞」の報が朝刊一面を大きく飾った。 看護師さんや介護士さん達から「おめでとう」「何歳になった?」と声をかけられ、「ありがとう」「91歳」となんとか応えることが…

合併浄化槽工事と断捨離

猛暑の8月、懸案の二つの課題が一挙に解消した。 実家に合併浄化槽を設置し、トイレを簡易水洗から通常の水洗に変えるとともに、背丈が伸び剪定に苦労していた庭木の「断捨離」が出来たからだ。 この地域に下水道が敷設されるのを待っていたが、いつになる…

66回目の8月

■介護 入院中の母の介護(食事の介助、車いすでの院内散歩、リハビリ)最優先の毎日だった。 お盆の時、「家に帰りたい、と何度も言われていました」と看護師さん。それが出来ないのが辛かった。 1か月前に自分では何もできなくなっていた母の症状が改善。…

2012年 暑い、暑い、夏

暑い!暑い! 猛暑に五輪の熱気が加わり、じっとしていても汗だくの毎日だ。 私流「暑さ対策」は、積極的に体を動かし、美味しいビールを飲むこと。 連日、マラソン・テニス・農作業などでいい汗を流している。夕食時のビールの味はまさに生きている実感。体…

カラスの巣

トキの巣立ちが話題になっていますが、写真はカラスの巣です。 実家の敷地に立つ電柱にかけていた巣を、先日、電力会社の作業員が地面に落したものです。 カラスの巣をまじかに見たのは、これが初めてです。 実に精巧に、そして頑丈に作られていたのには、驚…

走る意欲を、ありがとう!

二つのメールが走る意欲を呼び戻してくれた。 ■5月15日 午後、チームYの中心メンバーMさんからメールが入った。結婚し福岡市に済んでいるので、最近は一緒に練習することもめったになかった。 「今日KRYテレビで「萩往還、マラニック70キロに私達…

母の介護

今日も病院で母の昼食を介助。今日は飲み込みもよく完食だったので、ホットした。 このところ症状がよくなかったからだ。 食後、母を車いすに乗せ3階の談話室へ行く。母と風船で遊んでいると年配の女性から「おばあちゃんはお元気でいいですね」と声をかけ…

足の故障

3月は右足に故障が発生し、1カ月を棒に振った。突然のことで、一時は歩くのにも苦労したほどだ。 思い当たることがあった。 正月から2月まで早朝の寒いなかを走りこんだが、なんとなく足が重く感じられた。 スピードをかなり上げたつもりでも、実際のタイ…

あれから1年

2月26日(日)、東京マラソンをテレビ観戦しながら「テレビで走る」、そんな感覚に襲われた。 1年前のあの熱気が、あの感動が、あの苦しさが、そしてFINISH時の最高の気分が鮮明に蘇ったからだ。 絶好のコンディションは昨年と同じだ。スタートを待つ…

2012年1月

恒例のチームYの仲間との「初詣ラン」でスタートした2012年。矢のように1月が通り過ぎた。 母の介護中心の毎日だが、充実している。 ■チームY 寒くて暗いグランドでの練習が続く。最も辛い時期だ。 Hさんは6人の姪や甥を連れてきていた。小さな子供…

さようなら2011年

「絆」に象徴される2011年がもうすぐ終わる。 日本はかってない試練に見舞われた。 我が家の2011年は、早朝6時半、母の転倒を知らせる緊急電話で明けた。 以来、「携帯が鳴るのが怖い」緊張した毎日が続く。 良くも悪くも、生きる実感を味わった1年だ…

下関海響マラソン2011

マラソンは甘くない。ごまかしはきかない。そんな思いが強く残った。 完走はしたものの、タイムが東京マラソンと比べ大幅に悪かったからだ。 雨のなか、予期せぬドラマが待っていた。 突然、30キロ付近でガス欠に襲われ、脚に力が入らなくなった。気力も急…

下関海響マラソン2011、大会前日

明日、11月6日(日)は、下関海響マラソン。大会のスローガンは「下関から響け!東北えの思い」だが、個人的にも今回は特別な思い入れがある。 身近な人の死、2週間前の母の緊急入院など、今年は辛い出来事が続いているからだ。 「誰にも明日は保証され…

上京

2月の東京マラソン以来8カ月ぶりの上京だった。 帰りの機内では、二泊三日(10/24~26)の東京出張の出来事が次々に頭に浮かんだ。 東京マラソンを走った時の感動が蘇った。品川、浅草、銀座、遠くに見えたスカイタワー・・・。 特に感慨深かったの…