定年おやじのセカンドライフ

生きている実感はありますか?

2011-01-01から1年間の記事一覧

さようなら2011年

「絆」に象徴される2011年がもうすぐ終わる。 日本はかってない試練に見舞われた。 我が家の2011年は、早朝6時半、母の転倒を知らせる緊急電話で明けた。 以来、「携帯が鳴るのが怖い」緊張した毎日が続く。 良くも悪くも、生きる実感を味わった1年だ…

下関海響マラソン2011

マラソンは甘くない。ごまかしはきかない。そんな思いが強く残った。 完走はしたものの、タイムが東京マラソンと比べ大幅に悪かったからだ。 雨のなか、予期せぬドラマが待っていた。 突然、30キロ付近でガス欠に襲われ、脚に力が入らなくなった。気力も急…

下関海響マラソン2011、大会前日

明日、11月6日(日)は、下関海響マラソン。大会のスローガンは「下関から響け!東北えの思い」だが、個人的にも今回は特別な思い入れがある。 身近な人の死、2週間前の母の緊急入院など、今年は辛い出来事が続いているからだ。 「誰にも明日は保証され…

上京

2月の東京マラソン以来8カ月ぶりの上京だった。 帰りの機内では、二泊三日(10/24~26)の東京出張の出来事が次々に頭に浮かんだ。 東京マラソンを走った時の感動が蘇った。品川、浅草、銀座、遠くに見えたスカイタワー・・・。 特に感慨深かったの…

柿の収穫

我が家の柿の実を妻と収穫した。 昨年は不作だったが、今年は豊作。テニスやチームYの仲間にも配った。 柿をもぐ作業は、結構楽しい。童心に帰るからだ。収穫の喜びも味わえる。 郷具は長い剪定鋏と脚立。 この柿の木には特別な思い出が溢れている。 子供の…

祝・卒寿

秋晴れの10月9日、母が卒寿(90歳)の誕生日を迎えた。残念なのは、一時帰宅が難しくなり、介護施設でのハッピーバースデイとなったことだ。 妹夫婦と一緒に施設の食堂でささやかに祝った。妹が手作りの首飾りを「おめでとう」と言いながら首にかけると…

2011年夏の終わり

ツクツクボウシの大合唱が夏の終わりを告げている。短い命を完全燃焼しよう、としているかのようだ。 いろんな人生の無常と向き合った夏であった。 義父母の四十九日法要は済んだが、「携帯電話が鳴るのが怖い」、そんな状態は今も続く。 介護施設の実母の症…

朝の紅顔、夕の白骨

それはあまりにも突然だった。 6月18日、妻の父が逝った。2カ月前に亡くなった義母の後を追うかのように。読経のなかの「朝の紅顔、夕の白骨」の一節が、ズシリと心に響いた。妻の胸中は察するに余りある。 寡黙で実直な人柄だった。どしゃぶりの雨が通…

ツバメの観察日誌

我が家にツバメが十数年ぶりにやってきた。ヒナがかえる日を想像するだけで、心が和む。 ■ツバメ二羽が飛来 ツバメ二羽がダイニングキッチンに出入りし始めたのは、5月2日。窓を開け放していたので、最初は迷って部屋に入り外に出られないのでは、と思った…

無常の春

なんとも重苦しい春である。 満開の桜が散り始めた4月11日、妻の母が静かに逝った。80歳の生涯だった。 奇しくもその日は、東日本大震災から丁度1カ月。 東日本大震災ではどうしようもない無力感に襲われたが、このところ義母をはじめ身近な人との死別…

3月11日午後2時26分

家族・家屋・友人・思い出・・・。ある日突然、「普通の生活」が根こそぎ奪われる。 こんなことが現実に起きようとは!! あの時は、久しぶりに会った友人と昼食を楽しみ、帰宅した直後だった。 翌朝は4時に目が覚めた。テレビ画面に何度も出る「緊急地震速…

東京マラソン2011

「ナイス ラン」だった。楽しみながら自己ベストで完走した。 快晴の青空の下、大都会のメインロードを走る醍醐味を堪能した。さすが東京だ! 振り返れば、東京マラソンに向けた3ヶ月間は充実した毎日だった。「目標」を持って生きる素晴らしさを実感してい…

東京ラン

1月末、東京マラソンの参加案内が届いた。 悪天候や寒さにめげず、調整は順調である。 思えば、大会開催日の2月27日は、人生のメモリアルデイにあたる。二年前に定年退職した日だからだ。 そんな特別な日に東京マラソンを走れることは奇跡的ですらある。…

愛犬との涙の再会

「そのワンちゃん、うちで保護しています!」。 愛犬が行方不明になり、4日目の午後2時30分。手掛かりを求め訪問した家で、愛犬の写真を見せるや否や返ってきた言葉だ。飛びついてきた愛犬を抱きしめ、涙が出そうになった。お礼の言葉も喜びで声が震えた…

ロウバイの季節

自然の生命力はすばらしい。今年も我が家のロウバイが咲き始めた。 寒空に無数の黄色い花がよく映える。 いい香りが周囲に漂い、いろんな小鳥もやってくる。メジロ、ひよ鳥、ジョウビタキ・・・。 この枝を切り、介護施設にいる母に持って行った。「ええにお…

2011年の正月

2011年がスタートした。 ■元旦 幸運だった。愛犬との散歩の途中、「初日の出」を拝むことができたからだ。 暖かい陽の光を全身に浴びながら、この1年の幸せを祈った。 ■2日 初ラン。早朝のクロスカントリーコースに一番乗り。うっすらと雪が凍ったコー…