実家の敷地に立つ電柱にかけていた巣を、先日、電力会社の作業員が地面に落したものです。
カラスの巣をまじかに見たのは、これが初めてです。
実に精巧に、そして頑丈に作られていたのには、驚きました。熟練の職人芸、芸術作品、そんな言葉を想起しました。
１ｍ近い木の枝や竹を上手に組み合わせていたのには、感心しました。「頭の良い」カラスの面目躍如といったところです。
「木の枝はみんなうちで剪定したものよ。竹は私が豆の支柱に使っていたものだ！」と妻。確かにそのとおりで、さらにびっくり。
カラスは電線に止まり、悲しそうに鳴いていました。
「ヒナもいたが猫が持ち去ったようだ」と作業現場を見た隣人のＴさん。
いつもは憎らしいカラスがかわいそうになりました。
