孫娘Aちゃんが第一志望の大学に合格した。
朝から雨の3月5日(火)午前10時すぎ、妻が「ラインに入っちょった」と興奮した声で知らせに来た。
合格していればそろそろ、と内心思っていたので「ヤッタ!」と直感。
妻の示す画面に「大学受かりました」の短い文章があった。
実は3年前の高校合格者発表の時も、朗報は妻の声だった。
庭でテニスのラケットの素振りをしていたら、妻の「合格したよ」の喜々とした声。
その再現を、父母の仏前で毎朝、お願いしていた。彼女が可愛がっていた愛犬の墓の前でも「幸運に力を貸して」と手を合わせていた。実家のすぐそばにあるお大師様にも。
大学入学共通テストはあまり良くなかった、と聞いていたが、なぜかいい予感があった。「運」を持つているように感じていたからだ。
桜の開花より一足早く「サクラサク!」
冷たい雨音が祝福の音楽のように聞こえてきた。
「生きていればいいこともある」
<Aちゃんとのメールのやりとり>
「合格おめでとう。塾にも行かずよく頑張ったね。
大学4年間は人生で最も自由で楽しい時です。どうか、目標をもって勉学はもちろん、部活やバイトなどにも挑戦してください。生涯の友人もつくってください。
いつも応援しているよ。本当によかった!おめでとう!」
「じいちゃん、ありがとう。本当に嬉しいです。大学に入学してからもいろんなことに挑戦していきます。
頑張るね!ありがとう」