定年おやじのセカンドライフ

生きている実感はありますか?

2009-01-01から1年間の記事一覧

チェンジは順調なり

わが家の蝋梅が黄色い花をつけ、いい香りが漂い始めた。 3月からスタートしたセカンドライフは10ヶ月が過ぎ、今年も余すところ1日。振り返ると、40年間染み付いた仕事中心の生活は、自由な時間を楽しむ毎日へ順調にチェンジしつつある。 定年後は、趣…

畑仕事でみつけた二つの感動

初冬の畑仕事で二つの感動を味わった。 一つは、トマトの生命力だ。イチゴの苗をトマトの後に移植するため、トマトを引き抜こうとしたが、はたと思いとどまった。寒さにめげず、青い実をたくさんつけていたからだ。 地面に散乱する半分熟れた実が、トマトの…

駅伝の季節

日曜日の昼前、冬枯れのクロスカントリーコースをゆっくり1時間走った。足の故障に悩まされただけに、「普通に走れる」ことが本当に嬉しい。 中学生チームが、このコースで19日(土曜)行われる「全国中学校駅伝大会」に備えた練習を繰り返していた。驚い…

返り花

我が家の梅の木にひっそりと咲く、白い花を見つけた。 小春日和を春の陽気と勘違いして咲いた、「返り花」だ。 じっと見つめていると、木の涙のように思えてきた。夏場に思い切って短く剪定をしたからだ。

はじめてなのに、なつかしい

秋も深まった日曜日、偶然出くわした光景が忘れられない。 会社のOB会に行く途中、新山口駅で山口線に乗り換える時だった。多くの人がばたばたと走って行く。その先には、出発前の「SLやまぐち号」の雄姿と、それをバックに記念写真を撮る多くの乗客の姿が…

下関海響マラソン2009

11月8日(日)の下関海響マラソン。なんとか完走したものの、惨敗だった。チームYの仲間と笑顔でゴールしたかったのだが・・・。 25キロ過ぎから左足が痛み始め、右足もけいれんし、ひたすら歩いてゴールを目指すはめに。足の故障から1ヶ月の調整で臨…

就活最前線

秋の深まりとともに、大学の就職支援室を訪れる学生の顔ぶれも変ってきた。2011年春に大学を卒業する学生達の就活が始まったからだ。 トップバッターは、テレビ朝日、日本テレビなどキー局の女子アナ志望だ。彼女達は異口同音に力を込めて言う。「絶対に…

つのしま夕やけマラソン

10月17日(土)、我がチームYのメンバーは「つのしま夕やけマラソン」に参加。全員が目標タイムを上回る記録で完走。仲間のNさんと監督のY氏は、大会ゲストという大役も果たした。 「夕やけマラソン」と銘打つだけあり、スタートは15時20分。5キ…

足首よ、フルマラソンに耐えてくれ

犬との散歩中、日の出に向かい思わず手を合わせた。「早く足の故障(アキレス腱周囲の炎症)が完治しますように!」と。その日からほぼ1ヶ月ぶりに、本格的なランニングを再開する予定だったからだ。 9月上旬、チームYの練習で左足首が悲鳴をあげた。オー…

太陽の恵み

久しぶりに雨が降ったので、妻と秋野菜の種を播いた。 かぼちゃ・キュウリ・ゴーヤ・メロンなどは全て取り去ったが、一つ残した物がある。 トマトだ。 シーズンは過ぎたが、今も元気に赤い実をつけている。「トマトは秋の方が美味い」と農家の友人が言ってい…

休む勇気も必要です

9月13日(日) 本当に残念だ。年甲斐もなく頑張りすぎたことが悔やまれてならない。 楽しみにしていたクロスカントリー大会への参加を断念せざるをえなかったからだ。当日は秋の気配も感じられる絶好のランニング日和だったのだが・・・。 1週間前の練習…

マラソンコースを仲間と試走

晩夏の日曜日、チームYのメンバー5名で「つのしま夕やけマラソン」(10月17日、下関市豊北町)のコース下見と試走に出かけた。角島大橋を渡り島内を走るコースは、長い起伏の連続だったが、美しい風景と心地良い潮風が疲れを癒してくれた。 角島大橋を…

早朝ラン+神社参拝

朝五時。今朝もランニングからスタートした。ポケットには五円玉。残暑は厳しいが、ゆっくり走っていると秋の気配をそこかしこに感じるようになった。夜明けの時間、肌に感じる風、虫の音・・・。 習慣になっていることが二つある。 一つは挨拶。すれ違う人…

ぎんやんま

「良かった!」と妻が声をあげた。車のボンネットの中に迷い込んだ「ぎんやんま」を見つけ、逃がしてやった時だ。 「トンボがいる」と妻が言ってきた。なんと、車のバンパーの内側あたりで「ガシャ、ガシャ」と音がする。外に出ようともがいていたのだ。「こ…

HACHI 約束の犬

妻と観賞した「HACHI」のラストシーンが頭から離れない。 ハチが主人との楽しかった日々を回想しながら、静かに永遠の眠りにつく場面だ。雪・新緑・枯葉など歳月の経過をバックに、主人の帰りを待ちわびる年取ったハチの姿に感動したからだ。 自然に涙…

就職最前線

8月24日(月)晴れ 大学のキャンパスは夏休みの最中だが、就職相談には学生が次々に訪れる。 地元大学の就職アドバイザーとなり4ヶ月。勤務は毎週月曜。10時から17時まで、いつもフル稼働だ。 主要企業に続き公務員の採用試験がほぼ終了し、学生の就…

アッ、かぼちゃが柿の木に

「アッ、かぼちゃがあそこに!」と妻が大きな声をあげた。 指差す先にはかぼちゃが、まるで柿の木に実ったかのようにぶら下がっていた。 長らく続いた豪雨がようやく終わった直後、畑に入った時のことだ。 豪雨・長雨の夏野菜への影響は甚大だった。収穫直前…

チームY

我々「チームY」は、暑さにめげずマラソンの本格的練習に入った。そんななか、嬉しいニュースが飛び込んできた。 視覚障害女性ランナーとして広く知られるNさん。彼女が「つのしま夕やけマラソン」(山口県下関市豊北町)のゲストとして招待されたのだ。会…

高齢者を巡る明と暗

7月18日(土)夕食時、老齢の母が山口市の自宅で食べ物をのどに詰まらせ呼吸不全に陥ったが、幸運にも一命をとりとめた。救急車と病院の円滑な連携のお陰だ。28日には無事退院。救急隊員や医師・看護士の方々の冷静かつ迅速な対応に心から感謝している…

予定表を埋める楽しみ

連日の雨模様で、梅雨明けが待ち遠しい。 雨の合間にヒマワリの花を見つけた。「向日葵」と書くように、そこだけは真夏の太陽が降り注いでいるかのようだった。 定年後、季節の移ろいにこれまで以上に敏感になった気がする。一日が実に貴重に思える。 それだ…

太陽の色と香りの夏野菜を収穫

年を重ねたせいか、土いじりが実に楽しくなった。時折顔を出すミミズやカエルなども、いとおしく思える。幼なじみに出会ったような気持ちになるから不思議だ。雑草の生命力にも圧倒される。 梅雨の中休みに夏野菜を収穫。妻と育てた、キュウリ・トマト・ピー…

下関海響マラソン

11月8日に開催される「下関海響マラソン2009」への参加を申し込んだ。スローガンは、日本海と瀬戸内海の「二つの海を駆け抜ける」。定員7,000名、昨年より2,000名多い。 昨年からスタートした大会だが、関門海峡沿いのコースは市民ランナー…

カタツムリの脱走

今年も梅雨に入った。一日があっという間に過ぎる。まさに光陰矢の如し。 数日前にカタツムリを妻が見つけてきた。孫に見せる、と大切に飼っている。よく見ると角を出した姿はなかなか愛らしい。食欲も旺盛で野菜や紙を良く食べる。油断していると、ビックリ…

だから我々は走ります

全盲のピアニスト、辻井さんの朗報が飛び込んできたが、私の友人にも視覚障害にめげず輝いている若い女性ランナーがいる。彼女の周りには、監督・家族・伴走者・サポーター・追っかけなど、善意の人の輪が大きく広がる。明るく、ひたむきに、努力する姿が、…

大学の就職支援室

地元大学の就職支援室で毎週1回、就職アドバイザーとして働き始めて2ヶ月が過ぎた。ここには連日多くの学生が訪れて来る。 この時期、学生の就活は第二ラウンド入り。「考えが甘かった」と焦りをみせる者、複数の会社から内定を得て、今度は内定辞退で悩む…

定年退職後の生きがい探し

定年後、新しい生活に適応できず悩んでいる人は多い。その悩みも深刻だ。 先日、NHKテレビ「定年後急増するアルコール依存症」を見た感想である。 定年後ポッカリ空いた空白の時間。これを埋める生きがい探しは意外と難しい。番組では、囲碁や絵画も長続…

平日の昼下がり

平日の昼下がりの公園は、時間がゆったりと静かに流れている。定年後に発見した「幸せ」の一つだ。 今日も近くの公園を、爽やかな風に吹かれながら愛犬と散歩をした。公園は人影は見えず、別世界のように静まりかえっていた。 のどかな風景とは裏腹に、走行…

青い鳥

走れること、目が普通に見えること。こんな当たり前の日常のなかに、「青い鳥」を発見した思いだ。 発端は1ヶ月前、マラソン練習中に起きた左足の太もも肉離れだった。医者には行かず10日ぐらいで痛みはとれた。ここでジョギングやテニスを再開したため再…

いちごが赤い実をつけた

イチゴがみずみずしい赤い実をつけた。ほぼ1年かけて茎の一種のランナーから増やし、育てただけに、格別の愛情を感じる。ランナーに着生した子苗を切り取り、ポットで育てた後、畑に移植。3月頃から白い花をつけ、ミツバチが飛び回り受粉-自然の営みは本…

ハンディにめげない、かわいい女性マラソンランナー

マラソンランナーの若い女性から、勇気と元気をもらっている。彼女は視覚障害者だが、そんなハンディをみじんも感じさせない、明るくかわいい頑張り屋さんだ。朝ら夕方まで仕事。練習はその後なので終わりは夜9時近くになる。 恩師との二人三脚の練習に、知…