定年おやじのセカンドライフ

生きている実感はありますか?

無題

こうもりの赤ちゃん

日頃は空き家にしている実家に帰り、孫達もやって来た。 昼過ぎ、妻が「こうもりがいる」と驚いた様子で言う。見ると、フスマの上部に菱形の黒っぽいものが止まっていた。最初妻は大きなクモと思ったらしい。 2週間前に帰った際、夕方まで家の風通しをした…

七夕は愛犬の誕生日

記録的な豪雨が西日本を襲った平成30年7月7日、愛犬ランが14歳の誕生日を迎えた。 夕食ではお祝いのビーフステーキをぺロリとたいらげた。 誕生日は「七夕の日」と妻が決めた。里親探しでもらったので、保護された場所以外は不明だったからだ。 ランは…

母の三回忌法要

9月下旬、93歳で亡くなった母の三回忌法要を実家で行った。 当日は穏やかな秋晴れ。読経が流れる部屋に爽やかな風が入って来た。 寺の住職は代替わりし、若返った。京都の有名な寺院で修業したという。 「良いことがあったら、お母さんのお陰と思ってくだ…

道下美里さん、銀メダルおめでとう

道下美里さん、パラリンピック視覚障害者マラソン銀メダルおめでとう! 我々チームYのマドンナだった美里さんが、リオの地で快挙を成し遂げた。 日の丸をつけ本番で実力を発揮するのは並大抵ではない。あのちいさな体のどこにそんな力があるのだろうか? 総…

新盆

今年のお盆は母の新盆だった。 亡くなって11カ月、お盆には住みなれた自宅に帰りどんな気持ちだったろうか? まだ言葉が言えた頃、「うちに帰りたい」とよく言っていたという。 心残りなのは、それがかなわなかったことだ。米寿のお祝いで家に連れ帰ったの…

生きていれば、いいこともある

もうすぐ5月が終わる。 母が亡くなり8カ月。母の症状に一揆一喜一憂する、そんな心配はなくなったが、時折空しさを感じる。 GWに、母が昔植えたアヤメが紫の母をつけた。 そこに孫達二人がやって来た。一人の愛称は「あやちゃん」。あやちゃんの花だよと…

新しいことを始めてみよう

朝のラジオ英会話講座を聴き始めて、4月で3年になる。 学生時代の英和辞典や英語の本を処分した際、英語に対する興味が蘇ったことがきっかけだ。 数十年ぶりの英語の勉強はとても新鮮で、日を追うごとに簡単な単語で日常会話ができる楽しさに魅かれていっ…

おひなさま

娘の誕生祝いに妻の両親から贈られたおになさまを、妻が飾った。 20数年ぶりだ。母の介護などでしまったままだった。 7段飾りの立派なものだ。長い年月を経てもほころびはほとんどなし。 今は亡き義父母の暖かい気持ちが伝わってきた。金銭的な大変さも、…

昭和のぬくもり

昨年母が亡くなり実家を整理していると、ばね仕掛けの野球盤が出てきた。 小学生の時、キャラメルのおまけを集めてもらったものだ。 モノの乏しかった昭和30年代、自分のこづかいで買うキャラメルはとても美味しかった。おまけを集めて菓子メーカーに送る…

マイナス金利

「預金には利息がつく」という常識を変える必要がありそうだ。 マイナス金利の影響が広がっている。 いち早く預金金利を引き下げる銀行が続出し、安定した利回りが得られた金融商品の取り扱いを止める証券・生保なども相次ぐ。 利息は通帳のシミと揶揄される…

母を偲ぶ

母が亡くなり、心にポッカリと空間ができたようだ。時折、やりきれない淋しさ、空しさに襲われ、深い孤独感を味わっている。 世間では「大往生」と言うが、両親特に母親を亡くすことは「自分の過去を失った」ようで、とても辛い。 この4年間ほぼ毎日、施設…

ツバメ

4月下旬、実家の開けた窓からツバメが二羽、部屋の中に入ってきた。「アッ、ツバメが帰って来た」と妻が叫んだ。 古い巣があった場所が気に入った様子で、ジグジグビーと独特の声を張り上げながら巣作りを始めた。 「いい所が見つかったよ!」と喜び合って…

喪中はがき

年賀状を書くため住所録を整理していて寂しさが募った。 お世話になった人、叔母、幼なじみなどの喪中はがきがたくさん届いたからだ。 なかでも幼なじみのU君の訃報はショックだった。信じらせず文面を何度も見直した。享年68歳。 昨年11月の同窓会ではす…

2014年 下関海響マラソン

11月2日(日) 加齢による体力の衰えとの戦いだった。 小雨のちらつくあいにくの天候だったが、スタートラインに立てた喜びを今回ほど感じたことはない。 コースの前半は穏やかな気象。後半に入ると一転、小雨まじりの強風が海から吹きつける自然との厳し…

2014年下関海響マラソン

今年で7回目を迎える11月2日の下関海響マラソンにエントリーをしている。 定年間際の6年前、本大会の創設を機にマラソンを始めた。初回から昨年まで毎年参加し、途中棄権は一度もない。 その達成感に魅かれ東京マラソンも完走できた。 今回は直前まで迷…

8月某日・晴れ

孫達と5月に植えたスイカを一緒に収穫。3個。 収穫の時期は難しいが、今日はグッドタイミングで味がすこぶる良し。 お盆の入りの墓参り。孫二人と愛犬を連れて歩いて行った 。 我が家の墓は実家からほど近い共同墓地の一角にある。 その道すがら、Aちゃん…

ツバメから孫達へ

今年はツバメが数度家のなかに入ってきたものの居つかなかった。古い巣が落ちてしまったからか? 最初の飛来は、小雨の4月14日。昨年ツバメ達がよく羽を休めていた家のひさしに二羽が止まっていたのだ。まるで「帰ってきたよ」と挨拶に来たかのように。 …

母の介護

就職して以来誕生日には必ず、母からの手紙が届いた。先日机を整理していてその数通を見つけ、しばらく感慨にふけった。 「健康が一番です。体に気をつけて頑張ってください」。この平凡な文章に母の愛情を痛いほど感じたからだ。職場で読むと母の気持ちが素…

辛い別れ

実家の庭に咲いた紅梅の一枝を介護施設にいる母に持参した。母が元気だった頃植えたものだ。「きれい」という言葉がでた。匂いもかがせた。もう帰ることがかなわない、我が家の香りだ。 1月下旬、悲しい別れがあった。突然だった。母の妹が逝去。母より7歳…

67歳が過ごした2013年

2013年の手帳が黒や赤の文字で埋まっている。毎日を懸命に生きた証だ。 風邪ひとつひかず健康で過ごせたことに感謝。いつも愛犬ランがそばで見守ってくれた。 母が越年できることが嬉しい。完全介護が必要だが、まだミキサー食が食べられる。 天井にわず…

2013年下関海響マラソン

11月3日、雨中の42.195キロをなんとか完走。小生にとつてフルマラソンは健康診断でもある。元気に生きれる自信がわいた。 練習不足、直前の膝の痛みなど、今までにない不安を抱えてのスタート。案の定、27キロ付近で右足つけねがけいれん、走れなく…

ツバメの子育て始末記

あの時の光景が今もフラッシュバックし、やりきれない気持ちに襲われる。 7月14日、日曜日の午後、にわかに天候が急変。激しい雨と雷でテレビの音声もかき消された。 飲み物をとりに台所に行った。ツバメの鳴き声が騒がしい。最初は気にもとめなかったが…

ツバメの巣立ち~こんなに大きくなりました!

ツバメが巣立った。万歳! 昼間はほとん姿を見なかったが、日が暮れると次々に帰巣。 驚いたのは、その数だ。10羽もいたのだ。子育て中、1羽のヒナが床に落ちて命を落としたので、ヒナは9羽いたことになる。あんな小さな巣の中によく入れたものだ。 みん…

二つのサプライズ

■ツバメのヒナ てっきり3羽と思っていたが、5羽いることがわかった。 ヒナの数としては、「少ないな」と思ってはいたが・・。 親がエサを運んで来た時だけ「チイチイ」と鳴きながら精いっぱい大きく口を開けている。 その時以外は声も出さず、実におとなし…

ツバメのひなが誕生

今朝、ヒナが卵からかえっていることを発見! 黄色が目立つ口を大きく開けて、親鳥から餌をもらっていた。 かわいい!感動の一瞬だった。 昨夜まではわからなかった。鳴き声もなし。 巣の中にすっぽり隠れていたようだ。 二羽かと思ったが、午後になり三羽い…

ツバメの飛来

思わず、「お帰り」と叫んでいた。 4月中旬、二羽のツバメが実家の開け放した窓から屋内に入ってきたからだ。 小さな体で南の国から大海を渡って来たことを思い、胸にジーンときた。 実家にツバメが巣を作ったのは、2年前の5月。ヒナの誕生を楽しみにして…

2012年振り返り

母の介護中心の生活だったが、充実した1年だった。 テニス・マラソン・農作業・大学での学生サポート・国家試験への再挑戦、これらを通じた若者や友人達との交流・・・。 病院で寝たきりの母の症状に一喜一憂する日々でもあった。食事の介助や車いすでの散…

下関海響マラソン2012年

11月4日、今年も下関海響マラソンにチームYの仲間と参加し、なんとか完走した。 32キロまでは計算通りの走りができただけに、いささか悔いが残るレースだった。 レース前に立てた目標は3つ。 ①ゴールインすること(○) ②歩かないこと(× 32キロから…

母の誕生日

秋晴れの10月9日、母が91歳の誕生日を迎えた。奇しくもその日、「山中教授ノーベル賞」の報が朝刊一面を大きく飾った。 看護師さんや介護士さん達から「おめでとう」「何歳になった?」と声をかけられ、「ありがとう」「91歳」となんとか応えることが…

合併浄化槽工事と断捨離

猛暑の8月、懸案の二つの課題が一挙に解消した。 実家に合併浄化槽を設置し、トイレを簡易水洗から通常の水洗に変えるとともに、背丈が伸び剪定に苦労していた庭木の「断捨離」が出来たからだ。 この地域に下水道が敷設されるのを待っていたが、いつになる…