定年おやじのセカンドライフ

生きている実感はありますか?

2012年振り返り

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母の介護中心の生活だったが、充実した1年だった。
テニス・マラソン・農作業・大学での学生サポート・国家試験への再挑戦、これらを通じた若者や友人達との交流・・・。

病院で寝たきりの母の症状に一喜一憂する日々でもあった。食事の介助や車いすでの散歩のため病院に通った日数は年間で275日。毎日の仕事のようになったが、辛くはない。母と一緒の時間をこれだけも過ごせた「幸せ」を思う。

母は、12月に入り認知症の症状が目立ち、子供の顔が認識できなくなった。「誰かわかる?」と聞いても「わからん」と答えるのみ。介護を分担する妹は、これにかなりショックを受けたようだ。

意味不明の言葉をしきりに言う。はっきり聴き取れるのは、「家に帰りたい」。この言葉は本当に辛い。
「今は寒いので温かくなったら帰ろうね」という看護師さんの返事に救われたこともあった。
いつも笑顔でお世話をしてくれる介護士さんや看護師さんには、ただ感謝のみだ。

そんななか、いつもそばには愛犬ランがいた。どれだけ優しい表情や動作に励まされ、救われたことか。
テニスやマラソンの練習には必ずついて来て、コートやグランドのそばで見守ってくれた。
「わが人生の相棒」である。

新しい年を迎えるにあたり、日記と手帳を買った。
日記は中学3年時から書き始め、いまでは完全に生活の一部だ。
手帳は現役時代以上の必需品で、その汚れ具合が生活充実度のバロメーターといえる。2012年の手帳は赤・黒・青の文字や斜線で埋まり、表紙の色もあせている。よく頑張った証だ。

2013年も今の生活が続いてほしい。