定年おやじのセカンドライフ

生きている実感はありますか?

上京

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2月の東京マラソン以来8カ月ぶりの上京だった。
帰りの機内では、二泊三日(10/24~26)の東京出張の出来事が次々に頭に浮かんだ。

東京マラソンを走った時の感動が蘇った。品川、浅草、銀座、遠くに見えたスカイタワー・・・。
特に感慨深かったのは、41階のレストランから眼下に広がるビル群や道路に溢れる車を眺めた時だ。「ここを走ったのだ!」と思うと、改めて10倍の倍率を当選した「幸運さ」が身にしみた。10月中旬、来年の東京マラソンの落選通知が届いただけに、なおさらだった。

幼なじみのタケちゃんが営む居酒屋を訪ねることができた。
「上京時には是非寄ってくれ」と何度も言われていたが、これまで都合がつかず今回が初の訪問。ホテルで待ち合わせた東京在住の親友E君も「行ってみよう」と即座に乗ってきた。

新宿駅から小田急線で13分の世田谷・梅ヶ丘駅で下車。E君が看板をすぐに見つけた。
「有名人もよくやってくる」という。某俳優お気に入りの店として専門誌でも紹介された。

タケちゃんは、「料理人になる」と高校卒業後上京。料理専門学校や料理屋などで腕を磨き、独立した頑張り屋だ。ガッツも人一倍で、故郷の熱心な応援団でもある。店名は「花神」。幕末の大村益次郎を描いた司馬遼太郎さんの作品名からつけたという。故郷の英傑にちなんだ店名は、彼のふるさとへの熱い思いを体現している。

あえて事前に連絡はしていなかった。突然、故郷の友人が現れたので彼は眼を丸くし、大変喜んでくれた。上品な奥さんも加わり、いろんな話題で大いに盛り上がった。あっと言う間に時間が過ぎた。
新鮮な食材による自慢の刺身や野菜料理、そして夫婦の温かいもてなし。
おいしかった。E君も大満足だった。

東日本大震災の影響だろうか、朝の通勤風景がかなり変化しているように思えた。
自転車通勤、背広にリュック、ウオーキングシューズのいでたち、通勤ラン・・・。

空港からの帰路、バスから見る暗くなった海岸沿いを車のライトを便りに多くのランナーが走っていた。11月6日の下関海響マラソンに備えたものだ。俺も最終調整に入らなければ。