定年おやじのセカンドライフ

生きている実感はありますか?

生きていれば、いいこともある

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もうすぐ5月が終わる。
母が亡くなり8カ月。母の症状に一揆一喜一憂する、そんな心配はなくなったが、時折空しさを感じる。

GWに、母が昔植えたアヤメが紫の母をつけた。
そこに孫達二人がやって来た。一人の愛称は「あやちゃん」。あやちゃんの花だよと教えた。
妻は大喜びで、一緒にタケノコの皮をむき、畑のジャガイモを掘っていた。

畑を鍬で耕し、ホームセンターで買ったスイカ、キュウリなどの夏野菜を皆で植えた。

今年も一度、ツバメが室内に飛来。昨年の巣を見つけた様子だったが、ここでの子育ては諦めてもらった。二年続けてヒナをヘビに獲られたからだ。可哀そうでならなかったが・・・。

孫達と愛犬を散歩させた。その途中、二人は四葉のクローバーを見つけ喜んでいた。

5月の風に吹かれながら汗をぬぐっていると、藤沢周平の小説の一節が頭に浮かんだ。

「生きていれば、いいこともある。孫左衛門はごく平凡なことを思った。」