定年おやじのセカンドライフ

生きている実感はありますか?

無題

66回目の8月

■介護 入院中の母の介護(食事の介助、車いすでの院内散歩、リハビリ)最優先の毎日だった。 お盆の時、「家に帰りたい、と何度も言われていました」と看護師さん。それが出来ないのが辛かった。 1か月前に自分では何もできなくなっていた母の症状が改善。…

2012年 暑い、暑い、夏

暑い!暑い! 猛暑に五輪の熱気が加わり、じっとしていても汗だくの毎日だ。 私流「暑さ対策」は、積極的に体を動かし、美味しいビールを飲むこと。 連日、マラソン・テニス・農作業などでいい汗を流している。夕食時のビールの味はまさに生きている実感。体…

カラスの巣

トキの巣立ちが話題になっていますが、写真はカラスの巣です。 実家の敷地に立つ電柱にかけていた巣を、先日、電力会社の作業員が地面に落したものです。 カラスの巣をまじかに見たのは、これが初めてです。 実に精巧に、そして頑丈に作られていたのには、驚…

走る意欲を、ありがとう!

二つのメールが走る意欲を呼び戻してくれた。 ■5月15日 午後、チームYの中心メンバーMさんからメールが入った。結婚し福岡市に済んでいるので、最近は一緒に練習することもめったになかった。 「今日KRYテレビで「萩往還、マラニック70キロに私達…

母の介護

今日も病院で母の昼食を介助。今日は飲み込みもよく完食だったので、ホットした。 このところ症状がよくなかったからだ。 食後、母を車いすに乗せ3階の談話室へ行く。母と風船で遊んでいると年配の女性から「おばあちゃんはお元気でいいですね」と声をかけ…

足の故障

3月は右足に故障が発生し、1カ月を棒に振った。突然のことで、一時は歩くのにも苦労したほどだ。 思い当たることがあった。 正月から2月まで早朝の寒いなかを走りこんだが、なんとなく足が重く感じられた。 スピードをかなり上げたつもりでも、実際のタイ…

あれから1年

2月26日(日)、東京マラソンをテレビ観戦しながら「テレビで走る」、そんな感覚に襲われた。 1年前のあの熱気が、あの感動が、あの苦しさが、そしてFINISH時の最高の気分が鮮明に蘇ったからだ。 絶好のコンディションは昨年と同じだ。スタートを待つ…

2012年1月

恒例のチームYの仲間との「初詣ラン」でスタートした2012年。矢のように1月が通り過ぎた。 母の介護中心の毎日だが、充実している。 ■チームY 寒くて暗いグランドでの練習が続く。最も辛い時期だ。 Hさんは6人の姪や甥を連れてきていた。小さな子供…

さようなら2011年

「絆」に象徴される2011年がもうすぐ終わる。 日本はかってない試練に見舞われた。 我が家の2011年は、早朝6時半、母の転倒を知らせる緊急電話で明けた。 以来、「携帯が鳴るのが怖い」緊張した毎日が続く。 良くも悪くも、生きる実感を味わった1年だ…

下関海響マラソン2011

マラソンは甘くない。ごまかしはきかない。そんな思いが強く残った。 完走はしたものの、タイムが東京マラソンと比べ大幅に悪かったからだ。 雨のなか、予期せぬドラマが待っていた。 突然、30キロ付近でガス欠に襲われ、脚に力が入らなくなった。気力も急…

下関海響マラソン2011、大会前日

明日、11月6日(日)は、下関海響マラソン。大会のスローガンは「下関から響け!東北えの思い」だが、個人的にも今回は特別な思い入れがある。 身近な人の死、2週間前の母の緊急入院など、今年は辛い出来事が続いているからだ。 「誰にも明日は保証され…

上京

2月の東京マラソン以来8カ月ぶりの上京だった。 帰りの機内では、二泊三日(10/24~26)の東京出張の出来事が次々に頭に浮かんだ。 東京マラソンを走った時の感動が蘇った。品川、浅草、銀座、遠くに見えたスカイタワー・・・。 特に感慨深かったの…

柿の収穫

我が家の柿の実を妻と収穫した。 昨年は不作だったが、今年は豊作。テニスやチームYの仲間にも配った。 柿をもぐ作業は、結構楽しい。童心に帰るからだ。収穫の喜びも味わえる。 郷具は長い剪定鋏と脚立。 この柿の木には特別な思い出が溢れている。 子供の…

祝・卒寿

秋晴れの10月9日、母が卒寿(90歳)の誕生日を迎えた。残念なのは、一時帰宅が難しくなり、介護施設でのハッピーバースデイとなったことだ。 妹夫婦と一緒に施設の食堂でささやかに祝った。妹が手作りの首飾りを「おめでとう」と言いながら首にかけると…

2011年夏の終わり

ツクツクボウシの大合唱が夏の終わりを告げている。短い命を完全燃焼しよう、としているかのようだ。 いろんな人生の無常と向き合った夏であった。 義父母の四十九日法要は済んだが、「携帯電話が鳴るのが怖い」、そんな状態は今も続く。 介護施設の実母の症…

朝の紅顔、夕の白骨

それはあまりにも突然だった。 6月18日、妻の父が逝った。2カ月前に亡くなった義母の後を追うかのように。読経のなかの「朝の紅顔、夕の白骨」の一節が、ズシリと心に響いた。妻の胸中は察するに余りある。 寡黙で実直な人柄だった。どしゃぶりの雨が通…

ツバメの観察日誌

我が家にツバメが十数年ぶりにやってきた。ヒナがかえる日を想像するだけで、心が和む。 ■ツバメ二羽が飛来 ツバメ二羽がダイニングキッチンに出入りし始めたのは、5月2日。窓を開け放していたので、最初は迷って部屋に入り外に出られないのでは、と思った…

無常の春

なんとも重苦しい春である。 満開の桜が散り始めた4月11日、妻の母が静かに逝った。80歳の生涯だった。 奇しくもその日は、東日本大震災から丁度1カ月。 東日本大震災ではどうしようもない無力感に襲われたが、このところ義母をはじめ身近な人との死別…

3月11日午後2時26分

家族・家屋・友人・思い出・・・。ある日突然、「普通の生活」が根こそぎ奪われる。 こんなことが現実に起きようとは!! あの時は、久しぶりに会った友人と昼食を楽しみ、帰宅した直後だった。 翌朝は4時に目が覚めた。テレビ画面に何度も出る「緊急地震速…

東京マラソン2011

「ナイス ラン」だった。楽しみながら自己ベストで完走した。 快晴の青空の下、大都会のメインロードを走る醍醐味を堪能した。さすが東京だ! 振り返れば、東京マラソンに向けた3ヶ月間は充実した毎日だった。「目標」を持って生きる素晴らしさを実感してい…

東京ラン

1月末、東京マラソンの参加案内が届いた。 悪天候や寒さにめげず、調整は順調である。 思えば、大会開催日の2月27日は、人生のメモリアルデイにあたる。二年前に定年退職した日だからだ。 そんな特別な日に東京マラソンを走れることは奇跡的ですらある。…

愛犬との涙の再会

「そのワンちゃん、うちで保護しています!」。 愛犬が行方不明になり、4日目の午後2時30分。手掛かりを求め訪問した家で、愛犬の写真を見せるや否や返ってきた言葉だ。飛びついてきた愛犬を抱きしめ、涙が出そうになった。お礼の言葉も喜びで声が震えた…

ロウバイの季節

自然の生命力はすばらしい。今年も我が家のロウバイが咲き始めた。 寒空に無数の黄色い花がよく映える。 いい香りが周囲に漂い、いろんな小鳥もやってくる。メジロ、ひよ鳥、ジョウビタキ・・・。 この枝を切り、介護施設にいる母に持って行った。「ええにお…

2011年の正月

2011年がスタートした。 ■元旦 幸運だった。愛犬との散歩の途中、「初日の出」を拝むことができたからだ。 暖かい陽の光を全身に浴びながら、この1年の幸せを祈った。 ■2日 初ラン。早朝のクロスカントリーコースに一番乗り。うっすらと雪が凍ったコー…

2010年回顧

テニスの納会や忘年会も済み、2010年も終わろうとしている。 セカンドライフ2年目。まずは充実した一年だった。四刀流(①マラソン・テニス、②文筆、③農作業、④就職アドバイザーとしての若者支援)の生き方も軌道に乗った。 夫婦共「健康」ですごせたこ…

下関海響マラソン2010

完走はしたものの、不本意な結果だった。達成感がまるでない。 だが、肉体と精神力を極限まで酷使する経験は貴重だ。前向きに生きる気力がわいてくる。 今年の下関海響マラソンの参加者は、約9,300人(フル・5キロ・2キロ)。空前といわれる市民マラ…

孤船

自分の生活や心境の軌跡にあまりにも似ていることに、驚いた。定年おやじはみんな同じなのだと、安心もした。 渡辺淳一氏の小説「孤船」を読んだ感想である。副題は「定年退職して始まる本当の孤独!」。サラリーマンの寂寥感が描かれている。「孤船族」とい…

同窓会

「幼なじみ」はいいものだ。 ラジオ深夜便の歌「惜春会」(作詞:小椋桂、作曲・歌:堀内孝雄)を聴くたびに、当日の盛り上がりが思い出される。 幹事として、9月中旬に開催した中学校同窓会のことだ。みんな喜んでくれたが、東京や京都など故郷を離れた者…

東京マラソンに当選

嬉しい通知を受けた。 来年2月27日に開催される東京マラソンの抽選に当選したのだ。33万人以上の申し込みがあり、当選倍率は9倍を超えたという。昨年は落選しただけに本当にラッキーだ。 多くのマラソンランナーが憧れるコース。都庁通り、靖国通り、…

ラジオ体操

ラジオ体操の魅力にはまっている。 愛犬の散歩の途中、携帯ラジオに合わせ始めたのが今春。いつのまにか10人前後の集団での体操となった。早朝のウォーキングや犬の散歩を楽しむ顔見知りの人達が加わったからだ。口コミで顔を出す初対面の人も増えた。 猛…