定年おやじのセカンドライフ

生きている実感はありますか?

最後の公職を辞退(人生の転機)

喜寿の誕生日を機に、唯一残っていた公職を辞退した。 「そろそろ賞味期限切れだな」と感じていたからだ。 この委員は2年ごとの委嘱だったが、20年近く務めた。 「まだ社会に必要とされている」という手ごたえが原動力だった。そこにやりがいもあった。 …

77歳(喜寿)誕生日に思う(喜寿の壁)

1月22日、77歳になった。 平均寿命まであと5年、早世した父より23年も長く生きた。幸運にも、これまで大きな病気をせずにきた。 丈夫な体に産んでくれた両親、バランスのとれた食事を作ってくれる妻。これらが「健康」と「幸運」を呼び込んでくれた、と…

ピオーネ(ブドウ)栽培日誌②

2023年1月17日 ピオーネの苗の葉がすべて落ち、一見枯れたように見える。 対照的に、そばの梅の木の枝は多数の「つぼみ」をつけていた。 いずれも冬枯れのなかで、確実に春の準備をしている。 自然の力は素晴らしい!感動!

日記

人生で初めて立派な日記を買ったのは、中学3年の時、高校受験を契機に書き始めた。 以来、曲がりなりにも継続した結果、2023年の日記は63冊目になる。 現在、4時半に起床するとまず、前日の日記を書く。あえて翌朝に書くのは、認知症を予防するためだ…

2023年初詣

晴天続きの、穏やかな三が日だった。 1月3日、菩提寺と地元の神社に妻と参拝した。 <お寺> ①お寺の入り口のしめ飾りを見た妻が「すごく凝ってるよ」。確かに真ん中に稲穂があるなど、これまで見たことがない作りだった。 ②玄関を入ると正面に立派なロウバ…

2023年が幕を明けた

年賀状に近況を次のように記した。 「下関と山口を定期的に往復しながら、夫婦二人の平穏な日常をすごしています。 田畑の維持管理は大変ですが、妻と行う野菜や草花の栽培など「土いじり」が以前に も増して楽しくなりました。 テレビ番組「ポツンと一軒家…

感動

<11月23日> アナログの良さを再認識した。 大掃除で学生時代のレコードとプレーヤーが出てきた。 レコードのジャケットの裏に、自分が書いた親友の誕生日があった。 懐かしい!未来はバラ色に輝いていた。 中学時代お世話になったM先生からの手紙も発見。 …

障子の張り替え

12月中旬、障子の張り替えを妻と行った。 廊下の改修工事を機に、「障子もきれいにしよう」と思い立ったからだ。 わが家は古い日本家屋。母屋は築46年、他部分は築56年。10年近く張り替えていなかった。 亡くなった母は、冬になるとこまめに張り替え…

カマキリ

11月初め、家の焼杉の壁板を腹のふくらみが目立つカマキリがゆっくり登っていた。 大きさは約10センチ。 これを見つけた妻が「カマちゃん、あんたは登るのが上手やねー」と声をかけた。 すると歩みを止め、大きな目をこちらに向け「目があった!」という。…

虹がかかった

畑仕事を妻としている時、にわかに暗くなりザッーと雨が来た。 すぐに止み太陽が照り始めた。 妻が「虹が出ている」と叫んだ。 妻が指さす方を見ると、東の方向にきれいな虹がかかっていた。 急いで写真に収めたが、感動する光景だった。

ピオーネ(ブドウ)栽培日誌(NO1)

10月12日、ピオーネの苗を1本、畑に植えた。日当たりのいい所を選んだ。 人気のTV番組「ポツンと一軒家」でブドウ栽培に励む高齢者を見たことがきっかけだ。 翌日たまたま立ち寄ったホームセンターで、この苗を見つけた。植える時期は「9月~4月}と書いて…

愛犬死して実を残す

台風14号が近くを通過した数日後、山口市内にある実家の柿の実を夫婦で収穫した。 その柿の木は畑の一角にある。高さは6~7メートル、樹齢は100年に近い。すぐそばには秋穂八十八か所霊場の札所がある。 実に9年ぶりの「鈴なり」で、予期せぬ「復活」が…

咲く直前の彼岸花のオンパレード

母の命日(9月30日)を控えた26日、妻と歩いて墓参りをした。 墓は家から徒歩で10分もかからない場所にある。 途中のあぜ道は彼岸花のオンパレード。毎年満開だが、今年は少し違った。 咲く直前のつぼみがズラリと整列(?) 。とても印象な風景に妻共…

ポストと幼稚園児

手紙をポストに投函した瞬間がすきだ。かすかに音がするなど、手紙を書き終えた達成感が味わえるからだ。 先日、自筆の手紙を出しに自宅近くのポストに行った。 ポストの前では、数人の引率の先生が10数人の幼稚園児に向かって何やら話をしていた。手紙の…

晩夏に菊芋の花が満開です

畑の一角に自生した菊芋の花が満開だ。 澄んだ黄色の花びらが強い日差しに映えている。 高さは約2m、茎は2cm程度。晩夏の青空に伸びている。 昨年までは雑草と変わらぬ邪魔者扱いをしていた。 手当たり次第に引き抜いていたが、今年は違う。評価が一変…

父の思い出(52回目の命日)

8月26日は54歳で亡くなった父の52回目の命日だった。 年々、父の記憶が薄れる中、古いアルバムに父が釣りをするモノクロ写真を見つけた。 この写真が当時の思い出をたぐりよせてくれた。 時は昭和30年代前半。海釣りに夢中だった。「お盆の間は殺生を…

「墓じまい」、いまだ決断できず

今年のお盆も「墓じまい」を決断できないまま迎えた。 お盆の14日早朝、両親の墓参りをした。 その墓は家から歩いて10分もかからない「村落の共同墓地」にある。北隣は母の実家の墓で、私の祖父母や叔父、叔母が眠る。妻がお盆前の共同作業に参加し、草刈…

畑の中の宝探し

山口市内にある実家の田畑を維持管理している。 実家に隣接した100坪の畑は妻が管理し、年間を通し無農薬の野菜や四季折々の花を栽培している。 先日炎暑の下、妻と夏野菜の一部を収穫した。 春先に植えた、ゴーヤ、キュウリ、トマト、メロンなどだ。 二…

安倍元首相撃たれ死亡

7月8日午前11時半頃、衝撃的なニュースが飛び込んできた。 安倍元首相が奈良で選挙応援中銃撃され、死亡した。67歳。 犯人は元自衛官の41歳の男。参院選最中の、手製の銃を使用した蛮行だった。 翌日の朝刊には読売・日経ともに、同じ大見出しが躍った 当…

13年間のブログを1冊の本にできた

「ブログを続けていて良かった!」 ブログの製本サービスを利用し、届いた本を手にした時の感想だ。 自分のブログを「紙でも読みたい」と、これまで投稿した文章と写真をプリントアウトしていた。サポート窓口で「製本サービス」の存在を知り、即座に申し込…

サボテンの花が咲きました!

しばし暑さを忘れる「一幅の清涼剤」のようだった。 6月27日AM10時すぎ、実家の中庭にあるサボテンの花が咲いた。 これまでめったに見ることがなかったので、開花に巡り合えたのは幸運だった。 鮮やかな黄色の花で、大きさは約5センチ。花弁はロウ細工…

桐の木

実家の玄関脇の桐の木が、今年も大きな葉をつけた。 高さは人の背丈ぐらい、葉は30~40センチ六角形でハート形に近い。 「植えたのですか?」とよく聞かれるが、5年前に自生したものだ。 多分、鳥が種を運んで来たのだろう。 一度は切ろうとして、思い…

カサブランカ(ユリ)が咲きました!

「カサブランカ」が見事な花をつけた。 花は華やかで気品があり、「ユリの女王」と称されるのもうなづける。 独特な甘い香りを、何度も鼻を近づけて嗅いだ。 幸せな気分になった。 球根はガス会社から誕生日祝いとして、この1月にもらい、畑の土を入れた植…

梅ちぎり

5月下旬、妻と実家にある梅の実を収穫した。 梅の木は家に隣接した畑の周囲に小梅も含め3本。うち1本は3年前に邪魔になるので背丈より低い高さに切断した。驚いたのは、その切り口からも多数の枝が伸び、立派な実がびっしりなっていたことだ。その生命力…

俳優山本圭さんの死と昭和の青春

映画「若者たち」で三男の佐藤三郎を演じた、俳優の山本圭さんが死去した。81歳。 学生時代にこの映画を見て、山本さんを知った。理知的で冷静、長髪が良く似合う大学生役がまぶしかった。 時代は昭和の高度成長の入り口。両親を亡くした男4人、女1人の5人…

遺言書を書いた

万一の場合に備え「遺言書」を書いた。 いわゆる「自筆証書遺言」だ。遺産は少ないものの、「相続」を「争続」にさせたく ない一念からだ。自分が妻より早く亡くなると、相続人は4人。「不公平感」がでないよう気を使った。 金融機関に勤めていたので、遺産…

重苦しい春

なんとも重苦しい春だ。 退職し完全な自由人になって3月末でまる2年。今年も桜は咲いたが、心から明るい気分にはなれない。 高水準の新型コロナ感染者数が続き、ロシアがウクライナに侵攻してから1か月超過ぎたが、停戦の兆しは見えない。 連日報道される…

76歳の誕生日

今月76歳の誕生日を迎えた。妻がケーキでささやかに祝ってくれた。 大きな病気やけがをせずにこの日を迎えられたことは、最高の幸せだ。妻や亡き父母に感謝している。 40年間勤務した会社からは「喜寿」のお祝いが届いた。数え年なので「エッ77歳!」と驚…

2022年の初春に思う

2022年の幕開けは、穏やかな三が日だった。 元旦、父母の仏前で夫婦ともに元気で新年を迎えたことを報告。父母の加護に感謝した。 2日、二人の孫にお年玉を渡した。「ありがとう」と言って嬉しそうに受け取る、そんな何気ないことにも幸せを感じた。こ…

2021年を振り返る

2021年1月、自身は後期高齢者になったが、病気もせず元気に過ごせた。夫婦共に「健康」であったことに感謝している。 変化の乏しい老夫婦の日常の中にもそれなりの「喜怒哀楽」があった。 3月、孫娘が希望高校に合格。8月、東京パラの視覚障害マラソ…