定年おやじのセカンドライフ

生きている実感はありますか?

日記

人生で初めて立派な日記を買ったのは、中学3年の時、高校受験を契機に書き始めた。

以来、曲がりなりにも継続した結果、2023年の日記は63冊目になる。

 

現在、4時半に起床するとまず、前日の日記を書く。あえて翌朝に書くのは、認知症を予防するためだ。昨日の出来事などを思い出しながら短時間に書き上げる。素直な気持と表現を大切にし、不明な漢字や意味は辞書で確認する。

 

書くことで前日をリセットできる。AKB48のヒット曲の一節「明日がんばろう」の気持ちになる。自分を客観的に振り返る大切な手段でもある。今では書かないと、忘れ物をしたような気分に襲われる。

 

長年同じ日記を愛用しているので、本立てにずらりと並んだ日記は背表紙がきれいに統一されている。妻からは「処分できないの?」とよく


言われるが、私にとっては「自分史」そのもの、とうてい処分する気にはならない。「今日はどんな日だったか?」と昔の日記から当時を「回想」する楽しみも見つけた。

 

高齢者の変化の乏しい日常にも、喜怒哀楽はある。日記に怒りや悲しみ、不安などを吐き出す一方で、小さな喜びや楽しみを見つけながらポジティブに生きたいと思う。