定年おやじのセカンドライフ

生きている実感はありますか?

柿の収穫

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我が家の柿の実を妻と収穫した。
昨年は不作だったが、今年は豊作。テニスやチームYの仲間にも配った。

柿をもぐ作業は、結構楽しい。童心に帰るからだ。収穫の喜びも味わえる。
郷具は長い剪定鋏と脚立。

この柿の木には特別な思い出が溢れている。
子供の頃柿の実は最高のおやつだった。枝に縄をかけたブランコ、木登り・・・。格好の遊び道具でもあった。そういえば、柿の木は折れやすく、登っていて枝が折れ地面に落ちたこともあったナー。

母がいつも言っていた。「この木はお父さんが若い時、渋柿にきねり柿を接ぎ木したもの」と。

樹齢はゆうに100歳を超えるが、毎年秋には実をつける。
その生命力にいつも感動する。まさに「柿の木は残った」だ。

昔と変わらぬ素朴な風景が好きだ。
我が家の歴史を見つめてきた柿の木、そのそばに鎮座する秋穂八十八か所の札所。
木の根元には、7年前老衰で亡くなった愛犬レオが眠る。

秋晴れの青い空に映える柿の実に、在りし日の父の姿がだぶって見えた。