5月下旬、妻と実家にある梅の実を収穫した。
梅の木は家に隣接した畑の周囲に小梅も含め3本。うち1本は3年前に邪魔になるので背丈より低い高さに切断した。驚いたのは、その切り口からも多数の枝が伸び、立派な実がびっしりなっていたことだ。その生命力に感動した。
桜に先駆けて咲く、梅の白い花は清楚な魅力がある。。
朝陽に映えるみずみずしい青梅は、まるで緑の宝石のように美しい。
「梅ちぎり」には優雅な響きがあるが、収穫はなかなか大変だ。梅の木にはとげのような枝がたくさん出ており、顔などをひっかきやすい。高い枝の実をもぐのは一苦労だ。脚立を使うと落下の危険があるので、今年から止めた。
代りに妻の発案で、高枝用の剪定ばさみで枝を切り落とし、その枝の実を手でもぎ取った。作業が安全にでき、剪定にもなり「一石二鳥」の効果があった。
豊作で約40キロを収穫。親しい友人に同日収穫した空豆やタマネギと一緒に差し上げた。最近は手間暇かけて加工する人が少ないようだが、妻は「せっかくなったのだから!」と言いながら、梅干しや梅酒、梅ジュースづくりに精を出している。