定年おやじのセカンドライフ

生きている実感はありますか?

世界初の認知症治療薬

日本企業による世界初の快挙だ。

治療が困難だったアルツハイマー病で、日本の製薬会社などが開発した治療薬が米国で7月6日正式承認された。日本では9月末にも承認が判断される見通しという。

 

認知症を発症した母の介護では、人間としての尊厳が失われていくのを見るのは辛かった。「この病気が憎い」「認知症だけはなりたくない」と何度も思った。

それだけに、アルツハイマーの患者や家族にとって待望の朗報だろう。

 

先のコロナワクチン対策で我々が目の当たりにしたのは、海外の製薬メーカーに頼らざるをえない頼りない現実だった。とても歯がゆかったし、悔しくもあった。

 

この反省を踏まえ、異次元の取り組みとスピードでこの快挙を活かしてほしい。

薬価、事前検査など多くの難しい課題はあるが、官民挙げてこれを乗り越え世界発にふさわしい医療体制の構築を目指してほしい。

認知症リスクの高い高齢者として、認知症になつても「誰もが安心して治療が受けられる社会」の早期実現を切望している。

コロナワクチンの二の舞だけはしてほしくない。