定年おやじのセカンドライフ

生きている実感はありますか?

忍耐の夏




 

「忍耐」の夏だった。

異常な酷暑のなか、左ひざの痛みが再発すると共に白内障の両目の手術を受けたからだ。

 

5月下旬、テニスで左膝が悪化、まともに歩けなくなった。

1週間後には、田んぼの地権者が共同で行う草刈り作業を控えていた。

広大な傾斜地を数十人で刈る作業。足を酷使する痛みに耐えて作業を終えた。

次の日曜日も足が最期までもつか心配だったが、何とかひざは耐えてくれた。

手術の前に重労働の仕事が済んだのは幸運だった。

 

6月下旬から7月上旬、片目ずつ計2回の白内障手術を日帰りで受けた。

手術の翌朝、眼帯をとってもらう直前の「不安」と直後の「喜び」は、生涯忘れないだろう。

幸運にも、視力の回復は期待以上だ。嬉しい!「人生が変わった」という表現も大げさではない。

これも院長先生とスタッフの方々のおかげだ。心から感謝している。

 

昔の視力が戻ったことで、ポジティブに生きる力がわいてくる。

ひざ痛もかなり回復し、新たな生活スタイルも定着した。

 

8月31日、待望のまとまった雨が降った。

散歩中、二羽のツバメが低空飛行しながら虫を捕っていた。お盆を境にツバメの姿をばったり見なくなったので、越冬ツバメにならないか心配になった。