晩夏、クモが至る所に網を張っている。
実家の勝手口そばの植木に、黄色(というより金色)と黒の縞模様が目立つ大型のクモが網を張っていた。
体長約3センチ、8本の手足を伸ばすと5~6センチはあろうか。少々怖い印象。
風に揺られる網に張り付いている姿は、まるで「X」の文字のようだ。
獲物が網にかかるのを、ただひたすら待っている。
翌日も同じ姿勢でジッとしている。獲物は見当たらず、枯れ葉がかかっているのみ。
出入りするたびに目に付くので、親しみがわいてきた。
子供の頃、確か「雷クモ」と呼んでいたナー。雷様のパンツの縞模様と似ていたからだろか。
ネットで調べると、正式には「コガネグモ」のメスのようだ。
お前は「待ち」の一生か?