定年おやじのセカンドライフ

生きている実感はありますか?

回想を楽しむ

週刊誌の、人生、最後は「回想を楽しむ力」を興味深く読んだ。

年を重ねるにつれ、パソコンに保存したお気に入りの写真を見ながら、思い出に浸ることが増えた。

「回想」に関心をもったのは、古い白黒のネガフィルムをパソコンに保存・整理した際、中学・高校時代に撮った写真が出てきたことがきっかけだ。

 

人物よりもその周囲や背後に写った昭和30年代のモノクロの農村風景は何度見ても飽きない。紙障子の玄関、小屋から頭を出したヤギやにわとり、今も残る大きな柿の木、隣の茅葺き屋根・・・。

亡き父母の思い出と共に、懐かしい当時の記憶がどんどん蘇り幸せな気分になる。

 

この記事を読み、抱いていた懐古趣味というマイナスイメージが払拭され、「回想」が老いを前向きに生きる貴重な手段であることを確信した。