親友のK君が逝った。75歳。
突然の訃報に驚いた。信じられなかった。
多感な青春時代を共有した、最も信頼できる親友だった。
なかなか会えなくても「彼がいる」と思うだけで、元気が出た。
大学入学時、同じ下宿で出会い、なぜか気が合い、生涯の親友に。
年賀状には「常在戦場と心得、体を鍛えている」といつも書かれていた。
去年8月もらった葉書には「コロナ禍でもジムに通っている」「実家のある福岡に帰る際は是非会いたい」と記されていたのだが・・・。会いたかった!
本人はもちろんご家族の無念は察して余りある。
人生の宝物ともいえる、かけがいのない友を失い、とても残念だ!寂しい!
時折、何とも言えぬ喪失感に襲われる。
振り返れば、これまで多くの親友を失ってきた。幼なじみ、中学・高校の同級生・会社の同期・・・。
「長く生きることは、一人孤独に耐えることでもある」
人生の無常を感じながら、今年11月99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんの言葉をかみしめている。