定年おやじのセカンドライフ

生きている実感はありますか?

アッ、かぼちゃが柿の木に

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「アッ、かぼちゃがあそこに!」と妻が大きな声をあげた。
指差す先にはかぼちゃが、まるで柿の木に実ったかのようにぶら下がっていた。
長らく続いた豪雨がようやく終わった直後、畑に入った時のことだ。

豪雨・長雨の夏野菜への影響は甚大だった。収穫直前のトマトに大きな傷や腐った部分が目立ち始め、あれほど元気だったキュウリも枯れてきた。畑は雑草のなかに野菜が生えているかの様相を呈し始めた。

雑草や豪雨にも負けず、すこぶる元気がいいのがかぼちゃだった。畑の至る所を席巻。その生命力に目を見張った。近くのゴーヤやトマト・ピーマンを乗り越え、周囲の柿や梅の木々にまでつるが延び、多数の花をつけていたからだ。

伸びた雑草をかき分けていると、メロンとスイカが顔を出した。
「まるで宝探しだナ」という私に、妻が汗を拭きながら微笑んだ。