年を重ねたせいか、土いじりが実に楽しくなった。時折顔を出すミミズやカエルなども、いとおしく思える。幼なじみに出会ったような気持ちになるから不思議だ。雑草の生命力にも圧倒される。
梅雨の中休みに夏野菜を収穫。妻と育てた、キュウリ・トマト・ピーマンなどだ。そしてイチジクも。スイカやメロン、かぼちゃも順調に育っている。
太陽の光をタップリ浴びて育った露地野菜には、独特の色と香りがある。ぎらぎら輝く真夏の太陽のそれだ。子供の頃、夏休みに畑のトマトをもぎ、かぶりついた、懐かしい思い出のものだ。
だが現実は厳しい。家庭菜園や田舎暮らしが人気のようだが、我が家の田んぼは休耕。これからどうしたものかと、頭が痛い。