定年おやじのセカンドライフ

生きている実感はありますか?

ツバメの観察日誌

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我が家にツバメが十数年ぶりにやってきた。ヒナがかえる日を想像するだけで、心が和む。

■ツバメ二羽が飛来
 ツバメ二羽がダイニングキッチンに出入りし始めたのは、5月2日。窓を開け放していたので、最初は迷って部屋に入り外に出られないのでは、と思った。が、どうも様子が違う。エアコンやカーテンレールに止まりながら何かを物色しているかのようだった。
妻が嬉しそうに言った。「巣を作る場所を探しているのよ!」

■巣作りを開始
 妻の予想どおりだった。
 二羽の働きぶりには感心する。ひんぱんに田んぼの土や枯れ草を運んで来る。ほぼ二週間でりっぱな新居が完成。現在はこの中で一羽が卵を温めている。
 「ツバちゃん」と命名

■ツバメとの共生
 少々困ったことにもなった。巣作りの場所が、キッチンの収納戸と天井の間にあるわずかな出っ張りだったからだ。(土やフンなどが流しに落ちる)青大将やカラスなどの外敵から襲われにくい安全な場所と判断したのだろう。ツバちゃんは大変用心深いのだ。
 ツバメが出入りできる空間も必要になった。子供の頃ののどかな風景を思い出す。田舎ではどの家も玄関を入るとすぐに土間で、そこの天井の梁にツバメがよく巣をかけた。紙の障子戸の一区画の紙を切り取りツバメの出入り口としていた。そこからツバメはスイスイと出入りする、まさにツバメとの共生だった。

■よそ者を撃退
 よそ者のツバメ一羽が侵入し、三羽が部屋の中を騒がしく飛び回っていた。侵入者を撃退しようと二羽が追いかけるが、なかなか外に逃げなかった。
 朝のラジオのツバメの話題ー「ツバメは侵入者がたとえ子供でも追い返す、親子関係は巣立ちで最後、翌年同じツバメが帰ってくると言われるが、実際はその確率は低い・・・。」

■ほほえましい寝姿
 夜寝ている姿はじつにほほえましい。二羽が仲良く並んで休んでいる。
 朝は早起きだ。外が明るくなる頃、ジュという独特の鳴き声が聞こえた。まるで「おはよう」と言ってるかのように。