定年おやじのセカンドライフ

生きている実感はありますか?

大学の就職支援室

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地元大学の就職支援室で毎週1回、就職アドバイザーとして働き始めて2ヶ月が過ぎた。ここには連日多くの学生が訪れて来る。

この時期、学生の就活は第二ラウンド入り。「考えが甘かった」と焦りをみせる者、複数の会社から内定を得て、今度は内定辞退で悩む者など、明暗が交錯し始めている。「何をしたいのかわからなくなった」という相談も多い。「働くとは?」「仕事とは?」という命題に直面し、否応なく自分自身と真剣に向き合わざるを得ないからだろう。

先日、NHK「クローズアップ現代」の「就活激変、企業が求める人材とは?」を興味深く見た。新卒にも「即戦力」が求められ始めたという。何をしてきたかではなく、何が出来るかだ、と。これを見た学生の戸惑いも大きい。

こちらも、「あのアドバイスで良かっただろうか?」と毎回反省の連続だ。悩みを抱える学生には、長いスパンで考える大切さも話すようにしている。
人間万事塞翁が馬」、「企業や産業の栄枯盛衰」、そして、「石の上にも3年」など、である。・