定年おやじのセカンドライフ

生きている実感はありますか?

俺たちの生き方

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1月10日、地元に住む幼なじみ12名が集まった。ウォーキングを通じて定期的に顔を会わせよう、と2年前から始めた「健歩会」だ。

世話人はN氏。きっかけは同級生の急逝。田舎の小さな小・中学校の同級生なので、○○チャンと言い合える仲間だ。大半が現役をリタイアし、野菜作りなど土と親しむ者が多い。人間、人生の終盤は土に帰るようだ。

この日は、近くの神社に参拝し、M氏が取り組む耕作放棄地を利用した牛の放牧を見学。昨年、子牛も生まれたという。元中学校長の彼は、古代米やみかんなどを作り、里山再生に情熱を燃やす。

子牛を見ていたら子供の頃を思い出した。その頃農家はどこも牛を飼っていた。我が家もそうだった。牛は田畑を耕し、生育し売って現金収入を得る貴重な家畜だった。子牛から世話をし育てた牛が売られていく日は、悲しくて涙が出たものだ。牛も別れがわかるのだろう、悲しそうに鳴いた。

昼食は、T氏が地元の海で獲った天然うなぎ。みんなで焼いて食べながら、健康・地域の活性化・同級生の近況など、話は尽きなかった。みんな元気だ!

「考え方しだいで定年後の人生は輝きもすれば、くすみもする。肩書きではない。名誉ではない。ましてや金ではないー・俺たちの生き方を見せてやる!」(浅田次郎著「ハッピー・リタイアメント」)